鉄壁のツインギター、美しき轟音 Cowpers

 Cowpersというバンドが日本にいた。


2002年10月1日に、2枚のフルアルバムと1枚のスプリットアルバムを残して解散した。


知名度はそれ程高くなく、向井秀徳(ナンバーガール)が尊敬しているバンドとして知った人も多いかなと。


Cowpers

(https://www.amazon.co.jp/揺ラシツヅケル-COWPERS/dp/B00005EYLX、https://www.amazon.co.jp/ロスト・デイズ-COWPERS/dp/B00005EYL5より引用)


ーCowpers ざっくり

Cowpersは、フルアルバムで1stの『lost days』(1998)、2stの『揺シツヅケル』(2000)


NAHTとのスプリットである『John "SPEEDO" Reis tribute plus…』の3枚を出していて、


『lost days』は全曲、英語の歌詞

『揺シツヅケル』は全曲、日本語の歌詞


音楽性は、男らしい轟音と評される事があるが、

『lost days』の『BLEED IN' RED』の様な切ない美しさがあるバンドだと思う。

夏で祖父母の家に帰省する車の中で、

高速に乗りながら遠くの雲を眺めながら聞く感じ。


Cowpers メンバー、機材

(出典:https://www.last.fm/ja/music/Cowpers)

左から、

Komori Nozomi(こもり のぞみ):bass,vocal

Takebayashi Gendo(竹林現動):guitar,vocal

Takahashi Kazutomo(たかはし かずもと):guitar

Hamano Naofumi(はまの なおふみ):drums


機材は、動画や写真で調べると

こもり のぞみは写真を見るとムスタングベースプレベ系を使っていて、


竹林現動はスティッカーベタベタのジャズマスターを使い、


たかはし かずもとは、ルックスがopbっぽいハムバッカーのギターを使っている。


はまの なおふみは不明。


また、メインボーカルは、竹林現動。

初期にはドラムとして戸嶋智武という人もいた。

竹林現動は現在、zArAme(ザラメ)というバンドを組んでいる。


zArAmeに興味がある人は「11」というアルバムを是非!<iframe style="border-radius:12px" src="https://open.spotify.com/embed/track/1BzD5dMuRNGfLX4O0lJzV2?utm_source=generator" width="100%" height="380" frameBorder="0" allowfullscreen="" allow="autoplay; clipboard-write; encrypted-media; fullscreen; picture-in-picture"></iframe>


1st『lost days』

 1998年リリース。一応、12曲入りになっているが

一つの曲に聞こえるモノもあり、二つの曲が合わさったモノもあるので、正直言って、あんまりアテにならない。

 そのせいか、アルバムを通じて一つの流れがあって、曲調も統一されている。


一つ挙げるなら、『curve Ⅱ』

曲中にバイオリンを取り入れていて、時代を先取りしているなぁと。また、『Days』という曲にbloodthirsty butchersの吉村秀樹が参加。


2st『揺シツヅケル』

2000年に出された、最後のアルバム。

前作よりも、テクニカルになった印象。

前作がストレートなロックで、今作はオシャレな感じ。

曲数は、10曲。今度はちゃんと10曲。


よく言われるのが、一曲目の『玻璃』がエグいという話。

これは凄まじく同感で、彼らの代表曲とも言えると思う。


『玻璃』

虚しき空の下、傾いて、同じ事を、繰り返す
青ざめた玻璃のような、心臓朽ち、同じ場所で、泣き暮らすだけさ

この、なんとも言えないカッコいい歌詞も特徴。


歌詞が全部載っています。是非どうぞ。⬇︎


ぶっちゃけ言って、この二枚はyoutubeに落ちているので

一度でも、聞いてみるといいと思う。


また、cowpersについての情報はあまりなく

アルバムは三枚といったが、シングルが結構出ている。

例えば、『metal bowl』なんて言うシングルは

1995年にリリースされたもので、アルバムに入ってない曲もある。

(http://www.stereo-records.com/detail.php?itemCd=80381より引用)


『Mig Muff』なんて曲もあって、

やっぱりbig muffを使っているんだ〜と思ったり。


でも、取り敢えずは上の二枚を聴いてみるのが良いと思う。

きっと、ハマります。


(2022/7/4 追記)

Spotifyに多くの音源があったので、ここを漁るのがいいかもしれません


The Butme Nobuts オフィシャルサイト

一人で曲作り、Ho.R。 元々ベースを弾いていたが、一人になりギターへ転向し曲を作り始める。 中学3年の時に聴いたアジカンの「Re:Re:」で音楽に目覚め、それ以来ファン。他にはBloodthirsty butchers、ナンバーガール、eastern youth、サンボマスターなどが好き。

8コメント

  • 1000 / 1000

  • Mercury Brian

    2019.09.21 09:46

    まあ、フレディをなめるなってことですかね。
  • red2002

    2019.09.19 12:55

    複雑な気持ちですよね。クイーンのフレディとブライアンの集合体に共感されると言うのは。例えるならば、いちご大福の中にブドウが入っていて、それがやたら美味い感じですね。
  • Mercury Brian

    2019.09.19 08:26

    ごめんなさい、どんな表情でしょうか?