生きるという事、それはつらさを伴う物もの。
しかし、そのつらさを愚直に、嘘偽りなく表現しているバンドは本当に少ない。
数少ないその一つが
eastern youth
出典:http://hadashino-ongakusha.jp
⒈メンバー
左から
Drの田森 篤哉
Gt/voの吉野 寿
Baの村岡 ゆか、の3ピースバンド。北海道で結成。
僕は、「夏の日の午後」という曲で知った。
絶対、他のバンドには無い泥臭さと漢文体の歌詞が
独特のかっこよさを出している。
そして、吉野寿のこうしなければならないという
しがらめが嫌いな性格から生まれる、
人間くさい歌詞もたまらない。
というか、彼自身が必死に生きている。
『矯正視力0・6』
何回だってやり直す、悲しみなんて川に捨てる、
本当は内ポケットにしまったままだ、しょうがねぇから連れて歩く。
吉野寿のメインギターはヤマハのSH-1000
ピックアップセレクターを外して使っているとの事。
また、Baは二宮 友和だったが2015年に脱退。
元々ファンだった、村岡ゆかが加入した。
村岡ゆかの使用ベースは
ミュージックマンスティングレイ。
「村岡ゆか」のベース、年齢、「手水」というデュオなどまとめました。
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⒉サウンド
曲はカッコつけずに泥臭く
ボイスと表記される、吉野寿の叫びも相まって
心にぐさっと入ってくる。
吉野寿は本に影響を受けた、とも語っており
坂口安吾、太宰治などを挙げている。
なので、歌詞も文学的なものが多い。
僕も、坂口安吾の本を読んだが
古臭さは全く感じず、むしろ新しく思えた。
そして、生きるという事。
それを、嘘をつかず、
彼の心の底から湧き出てくる物を、そのまま表現している。
また、ベースが変わった事で
音が少しクリアになった、と思う。
⒊オススメの曲
興味を持ったら、『感受性応答セヨ』というアルバムがオススメ。
ジャケット↓
代表曲、『踵鳴る』とか名曲揃い。
踵鳴る
答えは知らない
経典はいらない
歩く踵がそれを知るだろう
朝の地鳴りが告げるだろう
⒋最後に
随分と好みが分かれるバンドだと思う。
でも、世の中が嫌になった時は
絶対、身に染みる。そういうバンド。
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