Cowpers(カウパーズ)「玻璃」歌詞も掲載! 10月のおススメ曲

Cowpers「玻璃」という19年前の曲があります。


交互に入り乱れるツインギター、サビ前のベースライン、シンプルながら曲を支えるドラム


どれを取っても最高で、日本ロック界の頂点と言っても過言では無いです。


10月はそんなcowpersの「玻璃」という曲。


Cowpers「玻璃」

ー「玻璃」歌詞

褐色の空気を、その肺で吸う

俗気まじりの花、咲き乱れて

楕円の太陽(ひかり)に、目を伏せても

瞼は既に

裂き砕かれて


感覚の再生

無明世界の中で

誰を求めて


(サビ)

虚しき空の下

傾いて

同じ事を繰り返す

青ざめた玻璃のような

心臓(こころ)朽ち

同じ場所(とこ)で

泣き暮らすだけさ


褐色の空気を、その肺で吸う

俗気まじりの花

咲き乱れていく


肉体の分解

無明世界の中で

誰を求めて


(サビ)

虚しく空の下

傾いて

同じ事を繰り返す

青ざめた玻璃のような

心臓(こころ)朽ち

同じ場所(とこ)で

泣き暮らす、だけさ!

(2回繰り返し)


ーついでに「玻璃」考察

地球上に、こんなカッコいい歌詞を書けるのはCowpers以外にいない。


因みに、無明世界(むみょうせかい)とはコトバンクによると、

仏語。無明による迷妄に支配された世界。煩悩にとらわれた迷いの世界。娑婆(しゃば)。

(https://kotobank.jp/word/無明世界-642300より引用 2019年 10/04 21:29)

という意味。


また、個人的な考察としては

「大事な人が去ってしまった世界は虚しくて

ずっと後悔だけを繰り返している」

という歌詞かなと。


「肉体の分解」「瞼は既に裂き砕かれて」なんていう歌詞も流石で、耐えきれない悲しみ、虚しさを良く現していると思う。



19年前の曲なのに全く色褪せず、むしろ誰にも出せない音からこそカッコよさが増している。

Cowpers「玻璃」おススメです。


⬇︎ Cowpersについて熱く語った記事です。こちらもどうぞ。

The Butme Nobuts オフィシャルサイト

一人で曲作り、Ho.R。 元々ベースを弾いていたが、一人になりギターへ転向し曲を作り始める。 中学3年の時に聴いたアジカンの「Re:Re:」で音楽に目覚め、それ以来ファン。他にはBloodthirsty butchers、ナンバーガール、eastern youth、サンボマスターなどが好き。

3コメント

  • 1000 / 1000

  • Mercury Brian

    2019.10.06 01:17

    素晴らしい意見ですね。
  • red2002

    2019.10.06 01:06

    ご指摘ありがとうございます。センハナに登録されている、という事で正直負けたなと思いました。指摘された" 無明"ですが、仰る通り真理を知らないという意味です。しかしながら「真理を知らない世界の中」と解釈するのは、少々分かりにくいと思い、虚しい世界と解釈しました。 歌詞の後の方でも「虚しき空の下」という一節があり、そこからも虚しい世界と読み取れると思います。ですから、僕なりの意訳を込めて訳しているので元々の字義通りにはなっていません。ご理解下さい。
  • Mercury Brian

    2019.10.05 12:52

    こんにちは。倫理学の専門家です。センハナにも登録しています。 無明という概念についてですが、明という字は実際の明るさ(色味、人生の感じなど)を表しているのではなく、正しくは真理を指しています。 そのため、本当の無明の概念は、虚しいという意味よりは、真理(一切皆苦などの仏教的真理)を知らないということを表す言葉です。間違えないようにお願いしたいですね。