夏の入り口

間延びした暑さの中

ぼんやりと走り出して

水筒がないと急いで家へ戻る


時が経つのは早いなんて

老兵のように呟き

初めての半袖は物足りなく思う


内側からの爆発の気配

毎年変わらず

認識者がいない世界のはざま


絶滅危惧種のような

神妙な面持ちで

また袋小路の中


いつだって変わらない

風の囁きが

どこにも居場所がないからと


きっと覚悟している

あなたも同じなのだ

所詮僕もそのひとり

The Butme Nobuts オフィシャルサイト

一人で曲作り、Ho.R。 元々ベースを弾いていたが、一人になりギターへ転向し曲を作り始める。 中学3年の時に聴いたアジカンの「Re:Re:」で音楽に目覚め、それ以来ファン。他にはBloodthirsty butchers、ナンバーガール、eastern youth、サンボマスターなどが好き。

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